プレハブの中古!?

プレハブの中古!?

 

プレハブって快適なイメージとは程遠いものだと思っていたのですが、最近は一見プレハブとはわからないくらい性能の良いものが出ているみたいですね。

 

プレハブは昭和初期に、ドイツのグロピウス(Walter Gropius)が提案した乾式組立構造(トロッケン・モンタージュ・バウ)が日本にも紹介されたことをうけて、日本の建築家による研究が発表され、自ら設計した住宅への実践例も発表されました。この乾式工法が、現在の鉄骨系プレハブ建築のルーツといわれているそうです。

 

また、乾式工法の研究を行った別の建築家は、日本の建築の不燃化を訴え、組立式鉄筋コンクリートの研究を開始しました。これは戦後のPC(プレキャストコンクリート)建築へと継承されていくこととなります。

 

そんなプレハブ、高度成長期には校舎が間に合わずプレハブが学び舎だった人も多いはず!?

 

あのプレハブ、中古で販売されているんです。

 

工事現場の隅にちょこっと立っている事務所的なプレハブや、ちょっとおしゃれな別荘風なプレハブまで中古で販売されています。

 

いわゆる「離れ」、中でも「子どもの勉強部屋」として大和ハウス工業が発売した「ミゼットハウス」は、当時の教育ブームにのって大きな反響があったようです。